karate-knd5’s blog 野鳥

黒浜沼をホームグランドに野鳥観察を楽しんでます

ツバメはエライ!

黒浜沼の電線にツバメが20羽程度止まっていました。いずれも幼鳥のようです。ときどき、親が餌を運んできます。上の方の電線に止まっている幼鳥は自分たちで時々飛び回っていますが、いちばん下の電線に止まっていた2羽は、親が餌を運んでくるのを待っています。

1つの番いから生まれるのは5〜6羽程度でしょうから、3家族くらいの集団でしょうか。

不思議なのは、親から餌を受け取る幼鳥が決まって、1羽だけなのです。必ず下の電線にとまっている2羽のうちの1羽のみが餌を親から受け取っています。おそらく、もう1羽はすでに充分餌を受け取っていたからなのでしょうか。しばらく観察していても、餌を受け取る幼鳥は

この1羽のみです。

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左の1羽です。

親のほうも、餌を与えるべき幼鳥を自覚しているようです。迷いなく、この1羽に餌を与えています。巣立ち前の雛にも、順番に餌を与えるのか、雛の体格の差が見受けられません。この集団のツバメの幼鳥も体格の差がまったくありません。

親鳥が複数いたのかは定かではありませんが、毎回親鳥から餌を受け取るのは決まって、この1羽だけでした。20羽すべてが1つの番いの子だとは考えられませんから、ほかにも親鳥がいたはずです。

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餌が豊富にあるからなのか、親も子も順番をしっかり守っているように見受けられます。えらいですね。

一度に多くの卵を産み、短期間で孵化するツバメ。孵化に時間の差があったり、餌が限られた環境で見られるような生存競争=兄弟殺し(アマサギイヌワシなど)、親の子殺し(コウノトリなど)もありません。

しばらく、じっと見入ってしまいました。

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オオヨシキリもだいぶ静かになってきました。

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黒浜沼の田んぼは、アマサギ、ウズラシギ、タマシギがわずか数日訪れて以来、新たな種の到来はありません。首を長くして、待っているのですが。