ムナグロとダイゼンのジュニアは似ていて、判別が非常に難しいと記述しましたが、そのなかでもいくつか決め手となるポイントがあるようなので、整理しておきます。
第1は、鳴き声です。
鳥くんの図鑑では、ムナグロは「キョピッ、ピィ、ポイヨ」。ダイゼンは「ピューイー」
鳴いてくれれば判断できます。
第2は、足の指です。ムナグロの足の指は3本、ダイゼンには後し(後の指)があります。
ただし、なかなか確認できません。
第3は、腰と尾羽の色です。ムナグロは全体的に同じ色合い。ダイゼンは腰から尾羽にかけて白色となっています。
ただし、なかなか飛び出し、飛翔を撮影することはできません。
後の指まで確認することができません。
お尻が結構白いので、ダイゼンかなと思った画像です。
バードウォッチングの世界では大御所と言われている方に問い合わせた結果、これらのポイントを踏まえても、この個体はムナグロの成鳥という結論でした。
再度、ちゃんとした影像が撮れないものかと行ってみましたが、姿を発見できませんでした。
なお、大御所の判断は以下のとおりです。
「上面黄金色が見えているのでムナグロ。成鳥夏羽から冬羽に移行中の個体。ダイゼンに黄金色はなく、成鳥であれば白黒模様、幼鳥であれば淡灰黒色と白との模様。ダイゼンが淡水域に入ることは稀」とのことです。
そもそも、夏羽から冬羽に移行中という考えがなく、ジュニアだと思ってしまったことも判断の誤りでした。勉強になりました。
代わり映えしませんが、アマサギがいましたので、アップします。
PS:タマシギは♂が抱卵中です。そっとしておくようお願いします。